はじめまして!

管理人のゆーまです。

 

僕は2019年3月に、

「今のままじゃ農業はヤバい!」

この思いだけで、JA職員を辞め、専業農家の道に進みました。

 

なぜ安定しているJAを辞めてまで農家になったのか?

それは、JA職員として働いてきた中で、

  • 若手農家の減少
  • 農業者の高齢化
  • 耕作放棄地の増加による景観破壊

これらの問題を幾度となく見てきたからです。

 

自分は30代、この現状を変えるために、まず自分が動く

JA職員として、自分より年上の農家をサポートしていくよりは、

若手である自分自身がアクションを起こし、

農業を取り巻く環境を変化させることが、世の中のためになる。

 

そして、農業の危機感を世間に訴えて続けていくことが、

JAで培ってきた経験のある自分の命題と直感しました。

 

そのためにも、まずは、

地元、鶴岡の素晴らしい農作物を全国に知ってもらう

この目標達成のために、残りの人生を全力で注いでいきます。

 

さて概要はこんなですが、

そもそもなぜ、僕自身がその考えに行きつくようになったのか?

ここからは、そのすべてを僕のプロフィールとしてご紹介します。

 

ゆーまの概要プロフィール

  • 1984年生まれの35歳。妻と子ども3人
  • 山形県鶴岡市で6haの稲作農家を専業経営
  • 160年の歴史がある獅子舞を継承する現役神楽師
  • 趣味は読書

 

なぜJA時代に今後の農業への危機感を感じたのか?

僕はJA時代、農家の営農相談が主な仕事の「営農指導員」という職種を務めていました。

 

そこに初めて着任した時に感じたのが、

「農家って他産業とくらべて年齢層が高いんだな。。」ということ。

 

僕が着任した10年前は、農家の平均年齢は50才代でした。

 

この時点ですでに年齢層が高いのですが、

これが年を経過するごとに改善されたか?というと、そうではありません。

 

昨年、10年ぶりに昔の職場に顔を出しました。

すると、10年前と同じ人が変わらずに現役でプレイヤーとしてやっている。

人は変わらないのだから、当然、お互いに年を取っているだけです。

 

「あの人髪の毛白くなったなー」とか。

また、

「元気にやってたあの人は亡くなったんだって。息子さんは跡を継がずに外部委託したよ」という声が聞こえてくる人もいました。

 

これには後継者がいる方もいますが、

実際のところは、外部委託で他者に継承するケースと比べてはかなり少なく、

仮に後継者になっても、会社勤めの兼業農家で思うように時間が取れないことが多いのが実態です。

 

農業は農作物を作る「だけ」ではない

農家は農作物を生産・販売することだけが仕事ではありません。

 

では他に何があるのか?

それは、農地の「保全管理」です。

 

例えば田舎道をドライブしていて、

「この田んぼ風景はきれいだなー。癒されるなー」

と感想を持つような素晴らしい田園風景に出会ったとします。

 

この美しい田んぼは誰が管理しているのか?

それは言わずともなく農家です。

 

農家が毎日伸びる雑草等と戦いながら、田んぼや畑周りの環境をきれいに管理しています。

 

また、雑草管理には草刈り機を使用します。

でもこの草刈り機、刃物がむき出しになっているちょっと危険なもの。

 

でも実際、それを70歳くらいの方が行っている、というのが現状として普通にあります。

それは後継ぎがいなくて仕方なくやらざるを得ないというケースが大半です。

 

今はまだ対応できてるからいいかもしれませんが、今後田んぼに出る体力がなくなってしまったら?

管理する人がいなくなったら、田んぼの草は伸び放題です。

もう「癒される美しい農村風景」は見られなくなります。

 

このように農村風景がキレイな裏側には、陰で相当な努力をしている「立役者」がいます。

そして彼らは、農業の活力が失われると必然的に少なくなっていきます。

 

これからの農業はオワコン?いえいえ、農業は希望に満ちてます

ここまでちょっと暗い話題も踏まえてきましたが、では今後の農業はくらいままの道を辿っていくのか?

いいえ、そんなことありません。

なぜなら、日本をとりまく農業環境は、すでに希望が多い状況が整いつつあるからです。

 

さて、今のニュースなどを見てわかるように、

これから日本の少子高齢化はどんどん加速していきます。

すると食糧事情も、それに伴って縮小していくのが予想できますよね。

 

でも、これを世界に目を当ててみましょう。

これは環境省が出した世界人口の動態予測なんですが、

出典:環境省

 

なんと世界は、今後どんどん人口が増えていき、

日本とは反比例な「人口増加」という結果が予想されています。

 

そうなると、この増えた人口分の食糧はどう準備されるのか?

 

 

人口増は主に、現在発展途上国と言われている国をメインにして起こっていきます。

そうなったら、食料はその国々自体が生産すればいい、という考え方もあるでしょう。

 

でもそこには、安全安心を担保できる十分な農業基盤があるでしょうか?

人口に合っている農作物を生産できる基盤があるでしょうか?

あれ、これらの条件がそろってるのって、、

まさに日本の農業ではないでしょうか?

 

さらに、これらの技術的な懸念のほかに、

国連の予想では将来的に世界は食糧不足が起きるという予想をしています。

 

そうなると今の日本のように、

日々食糧が飽和しているというわけにはいきません。

コンビニやスーパーの賞味期限切れ弁当を廃棄するなんてもってのほか。

日本のレベルの高い農業が世界から求められる時代は、もうすぐそこまで来ているのです。

 

何よりも、人間の三大欲求「衣食住」の一つを担っている農業、

無くなる時は地球が滅亡する時です。

人類がいる限り決してなくすることはできない、いわば最も安定しているビジネスです。

 

地域の農産物を海外に!地産地消を超える取り組みを

冒頭でも書きましたが、自分の目標は、

地元鶴岡の農産物を全世界に流通させる事です。

 

なぜ世界なのか?

それは、地元の鶴岡野菜の素晴らしさを全世界に知ってもらいたいからです。

 

鶴岡市は2014年に、

「ユネスコ食文化創造都市」に認定されました。

 

これは国連が定めるもので、

全世界で18都市しか認定されておらず、日本では鶴岡市だけです。

そのくらい素晴らしい野菜がそろっています。

 

 

日本の農業を復活させる!日本を農業大国にする

「日本の農業はこのままじゃヤバい!」

という意味で仕事を辞めたのですが、一体何がどうヤバいのか?

その理由の一つが「農業者の高齢化」です。

出典:農水省

 

僕がJA時代に相談を受けてきた方々は、

年金を受給する65歳を超えても現役でやっているという方がたくさんいました。

 

さらに後継者不足で、事業継承できる人がいない人も多く、

「リタイアしたくてもできない」状況に。

そしてやむなく、大規模でやっている方に農地委託してリタイアしていくというケースが非常に多かったのです。

 

では反対に、若者の就農が少ないのか?

これは、決してそうではありません。

僕のように農業に意欲を持ち、農業への新規参入をしてくる人はいます。

 

ただ、絶対数が少ないんです。

それ以上にリタイアしていく人が多いんです。

 

国の背策として、

一人に農地集約していくという方針があっても、

このままじゃキャパオーバーしてしまう危険性があります。

 

そうなると必然的に耕作放棄地は増え、

「癒される」「のどかな」水田風景は見られなくなってしまうかもしれません。

 

農業問題の解決方法は?まず個人が動かないと始まらない

今まで述べてきたような日本農業が抱える多くの問題はどう解決していくか?

それは結局のところ、

農業者個人が、魅力的な農業に関する情報をどんどん発信し、世間に広くPRしていくことです。

 

そのため僕自身、

仕事を辞めて「専業農家になる」というアクションを起こしました。

 

あとは、どんどん地元農業をPRして進んでいくのみです。

 

目標は全世界への鶴岡農産物の流通ですが、

その複利として、この意識が日本全国に広がり、

結果として日本農業が潤い、かつてのような温かみのある農村生活が再現できれば。それは最高です。

 

昔は10時や3時には、近くの駄菓子屋にアイスのお使いを頼まれ、

農業をしていた家族と談笑したりできました。

今の忙しい時代ではあまり見られなくなった、素晴らしい景色です。

 

農業は「農作物を生産する」だけではなく、

様々な効果があります。

人間の生活に欠かせない要素ばかりです。

 

自分の育った環境をしっかりと後世に残したい。

自分はもうやるだけなんで進み続けるだけです。

これからも農業活性化に全力です!

 

佐藤 佑馬